
こんにちは。Kenです。
今回は「論理的思考スキル」について書いていきたいと思います。
ボリュームある内容となりますので、前編後編と分けて解説します。
掛け算の法則で、スキルがあっても論理的思考スキルがなければ無意味

ロジカルシンキングと呼ばれるものですが
ハッキリ言って激ムズです(笑)
「論理的思考」ってどういう意味?って感じる人も多いと思います
複雑に見える物事を一つ一つ分けて考え、筋道を立て、矛盾なく考える思考法

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大丈夫です。
どういう風に論理的思考を身に付けていくのか、わかりやすく解説していきます。
- 自分の考えがなかなか伝わらない、説明するのが下手だ
- 段取りが悪い、逆算的な思考が出来ない
- 企画を思いついても、企画書を上手く作れない
- 問題解決能力が身に付く
- 物事の効率化、生産性アップ
- 説得力が身に付く
フェルミ推定
まずは「フェルミ推定」と呼ばれるフレームワークから解説します。
これは答えの「正解」「不正解」を見るのではなく、考え方の「正解」「不正解」を見るフレームワークです。
ラーメン屋を例に考えてみましょう。
例:ラーメン屋
まず言っておきますが、この質問の正解は誰にも分かりません。
あくまでも、なぜその答えになったのか?というロジックやプロセスを見るフレームワークですので、気軽に考えてみてください。
グラフの書き方
まずはラーメン屋の売り上げに関する要素を書き出してみましょう。
平日と週末、ランチや夜など要素分解をしていきましょう。
座席数は分かっているので、回転数を予想すれば、大体の来店者数が見えてきます。
夜はアルコールの注文が出る事が予想できるので、客単価は少し高めに設定します。
下の図のように、あとはこのフレームに数字を入れていきます。

式だけ分かれば、どんなビジネスにも対応出来るようになる

この式さえ押さえれば、ラーメン屋以外でも応用が聞きますね
顧客視点を論理的に証明、追及していく事がビジネスでは最重要である
何でこの立地?何でこの価格?何でこのサービス、事業?
と問われて何となくと言っていませんか?
これを論理的に、顧客目線で証明できるようにしなければいけないという事ですね。
コペルニクスの地動説思考

宇宙の中心を「太陽」と捉え、地球を含むほかの惑星が、太陽の周りを回っているとする考え方
それまでは、「天動説」が主流の考え方でした。
「地球」が宇宙の中心で静止した状態であり、全ての惑星が地球の周りを回っているという考え方で、これを人間に置き換えて考えてみてください。

ただの自己チューやん
人間は自分中心に物事を考えてしまう生き物です。
一時的な感情で、自分の都合の良い方向へ思い込みがヒートアップしてしまいがちです。
その感情には流されず、ビジネスではしっかりとしたデータに基づく事実確認が必要であり、自分の見えるものが決して正しくないと疑い続ける事が大切です。
太陽(顧客)が中心で、その周りを地球(自分)は回っている。
人は物事をドラマチック化してしまう習性がある


世界で予防接種を受けられていない子供たちは何%いるでしょうか?
正解は20%です。
ですので、80%の子供たちは予防接種を受けれているという事になります。

80%かなと思ったわ
当たっていればすごいと思います。
この質問の正解率は、なんと10%だったそうです。

人間は本能的にドラマチック化してしまう生き物です。
いかにテレビの映像に影響され、ドラマチックに感情が動かされているという事がよくわかりますね。
捨てなければいけない本能

ではドラマチック化してしまう人間の本能とは一体何なのでしょうか?
これは二つ存在すると言われています。
ビジネスではこのドラマチック化してしまう二つの本能を捨てましょう。
分断本能
人間はなぜか物事を二つに分けたがります。
例えば、以下のように金持ち、貧乏など分けたがります。

しかし、この世界は単純に二つには分断出来ません。
黒か白かを決めず、いろんなグラデーションがあるのだと理解する事が重要です。
例えば、飲食店を作るとなると、お店の立地はとても大切な要素ですよね。

交通量が多ければ、人もたくさん来るしええよな

でも、交通量が多い事にネガティブな要素はないんか?

逆に、交通量の少ない事のポジティブな要素を考えてみた
一概に交通量の多さだけで、良し悪しの判断をしてはいけない事が分かりました。
分断したものをさらに細分化して、グラデーションの中を論理的に見極める事が重要です。
ネガティブ本能

人間は共感をする生き物です。
少し前ですが『保育園落ちた、日本死ね』という世間を騒がせた事件がありましたね。
保育園落ちた日本死ね=共感(バズった)
保育園入れた良かった=無共感(バズらない)
このように、人間はネガティブな事には敏感に反応し、共感しようとします。
これは人間が持っている本能です。
これを利用し、様々な情報で世の中をコントロールしているのがマスコミです。
例えば、ソフトバンクの通信障害後の約5日間で、1万件以上の解約というニュースがありました。

これをデータをもとに検証してみます
- 日本の携帯電話回線:1億8000万回線
- ソフトバンク回線:約4000万回線
- 解約率:年間2%=800,000解約/年
- 800,000解約/365日=2,191件/日
- 2,191件/日 x 5日=10,958件

普段から1万件ぐらいは解約されているから、通信障害は関係ない事が分かるね
このように、メディアは多くの共感を得るために、ネガティブな方向に持っていく傾向があります。
こういったネガティブな感情に流されず、普段から見えているモノや情報を、違う角度から見てみたり疑ってみてください。
ネガティブばかりに囚われてしまうと、物事の本質が読み取れなくなります。
特にビジネスの現場では、感情に流されて本質が読み取れなくなる事は致命的です。
- 世の中の情報は本当なのか?とまずは調べてみる(ググるだけでOK)
- 調べた事を一回ロジカルに考えて組み立ててみる
- データに出来れば事実が分かる
まとめ
- 顧客視点を論理的に証明、追及していく事がビジネスでは最重要である
- 太陽(顧客)が中心で、その周りを地球(自分)は回っている。
- 感情に流されないでサービスを設計するには、自分の考えや感情を定量化して証明する

今までは感情的に考えてしまう事が多かったと思います。論理的思考を身に付ける事によって、考え方や段取りが頭の中がスッキリとするようになりました。
いかがだったでしょうか?
後編では、ビジネスの現場でどうやって実践していくかについて解説します。
今回も必ずアウトプットしましょう!
おおきに。
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